
2026.08.17
INTERVIEW
医療・介護・保育の15拠点を横断するファイル一元管理。権限設定とFAX改善をEveridaysで実現

医療法人 松浦医院 様
業種: 医療・介護・福祉・保育
規模: 約200名
課題: 拠点ごとにNASが独立し書類が分散、メール・FAXに依存した情報共有、機密書類の閲覧制限
課題/目的
・約15拠点に分散したNASの一元管理が必要だった
・メール添付・FAX中心の情報共有の改善が求められていた
・役職に応じた機密書類の閲覧制限の実現が必要だった
効果
・書類の保管場所が明確になり検索性が向上した
・FAXによる各事業所への個別送信が不要になった
・理事長専用フォルダなど柔軟な権限管理を実現した
医療・介護・保育と多角的な事業を東大阪市を中心に展開する医療法人松浦医院は、約15の事業所それぞれにNASが独立しており、法人全体でのファイル管理と拠点間の情報共有に課題を感じていました。各担当者の端末やNASに書類が散在し、必要なデータを探すのに時間がかかる状況だったといいます。
2026年1月にEveridaysを導入し、全事業所のファイルをクラウド上で一元管理する体制を構築。ワークスペースごとの権限設定により、理事長のみが閲覧できるフォルダから事業所単位の共有スペースまで、用途に応じた使い分けを実現しています。情報システム管理部長の伊藤さんにお話をうかがいました。
15の事業所にNASが点在し、必要な書類の在りかがわからない
医療法人松浦医院様の事業内容と、伊藤さんのお立場について教えていただけますか?
伊藤さん:医療法人松浦医院では、外科・内科・整形外科・リハビリテーションの病院を運営しているほか、介護事業として複数の介護ステーションや訪問介護サービスを展開しています。
保育事業としてこども園の運営も行っており、さらにグループ会社では介護職員初任者研修のスクールも運営しています。拠点は東大阪市を中心に約15か所あり、常勤職員が70〜80名、非常勤を含めると約200名の規模です。
私自身は理学療法士としてリハビリテーション業務を本職としながら、情報システム管理部長を兼任しています。クラウドストレージの導入・管理をはじめ、介護ソフトやAI関連のシステム管理なども担当しています。
クラウドストレージを導入される前は、どのようにファイルを管理されていましたか?
伊藤さん:クラウドストレージを導入する前は、各拠点にNASを設置して運用していました。ただし、NASは病院だけ、地域包括支援センターだけ、介護ステーションだけといった形でそれぞれ独立しており、法人全体やグループ会社を含めて全員がアクセスできるものは存在しませんでした。
拠点間でファイルをやり取りする場合は、メールに添付して送るか、FAXで送付するかのどちらかでした。書類の保管場所も担当者ごとに分かれており、必要なデータを探すのに時間がかかることが課題でした。
当時、法人としてクラウドストレージに求めていた条件はどのようなものでしたか?
伊藤さん:まず、法人全体で書類を一元管理したいというのが最も大きな要望でした。加えて、役職に応じた細かな権限設定が必要でした。
具体的には、理事長と税理士だけが閲覧できるフォルダを作りたいという要望が上層部からありました。雇用契約書や人事情報など、限られた人だけが見るべき書類を安全に保管できる仕組みが求められていました。
複数サービスを比較し、コストと機能のバランスで選んだ
Everidaysはどのようにして見つけられましたか?
伊藤さん:クラウドストレージを検討する際に、複数のサービスを比較しているWebサイトを参考にしました。そこで各社のコストや性能を調べていく中で、Everidaysを見つけて問い合わせました。
他のサービスとはどのように比較検討されましたか?
伊藤さん:全体で約4社ほどを検討しました。資料請求は複数社に行いましたが、実際に商談をし、トライアルまで進めたのもEveridaysのみでした。
最終的にEveridaysに決められた理由をお聞かせいただけますか?
伊藤さん:性能とコストパフォーマンスの良さが一番の決め手でした。他のサービスでも性能が優れたものはありましたが、月額費用が高額でした。一方、価格が手頃なサービスを探すと機能面で物足りなさを感じるものもありました。
その中でEveridaysは性能とコストのバランスが最も優れていました。加えてトライアルができたことも大きく、実際に使ってみて問題がなかったため導入を決定しました。
「理事長だけが見られるフォルダを」情報システム担当者でもアクセスできない領域を確保
現在、Everidaysをどのように活用されていますか?
伊藤さん:各事業所ごとにアカウントを作成し、それぞれにワークスペースを設定する形で運用しています。事業所の職員は共有のアカウントからログインし、必要なデータの保管や閲覧を行っています。幹部や税理士などの専門職には個別のアカウントを付与しています。
ワークスペースは用途別に複数作成しており、大きく3つの階層で権限を分けています。第1階層は理事長や税理士など上層部のみが閲覧できるスペースで、役員会議の議事録などを保管しています。
第2階層は幹部が閲覧できるスペースで、採用関連の履歴書や雇用契約書といった人事情報を保管しています。
第3階層は事業所ごとのスペースで、各現場で必要なデータを保管・共有しています。
組織管理者の権限を情報システム部門ではなく、事務長に移されたとうかがいましたが、その背景を教えていただけますか?
伊藤さん:Everidaysの導入設定はすべて私が行いましたが、設定完了後は組織管理者の権限を理事長と事務長に移しました。私自身はワークスペース管理者として、何かあればサポートする立場です。
背景としては、組織管理者になると全てのワークスペースや操作ログを閲覧できる状態になるため、理事長が管理しているフォルダの内容も把握できてしまいます。上層部としては、情報システム担当者であっても見えない領域を確保したいという意向がありましたので、権限を移管する形にしました。
導入時、社内にはどのように展開されましたか?
伊藤さん:まず幹部に対して私からプレゼンテーションを行い、サービスの概要と活用方法を説明しました。次に、各事業所の管理者に対して個別に使い方の説明を行いました。全職員向けには、社内の掲示板を通じて新しいファイル管理ツールの導入を周知しました。
操作性についてはパソコンに近い見た目のため、ファイルのアップロードもドラッグアンドドロップで行えますし、特に使いにくいという声は上がっていません。
事業所ごとにFAXで送っていた案内が、アップロード1回で届くように
Everidaysを導入されて、具体的にどのような変化がありましたか?
伊藤さん:一番の効果は、書類の保管場所が明確になったことです。以前は担当者ごとにファイルの保管場所が異なっていたため、必要なデータを探すのに時間がかかっていましたが、Everidaysに集約されたことで、どこを見れば目的の書類があるかがすぐにわかるようになりました。
また、法人内の情報共有も大きく改善しました。特にメール通知機能の活用が効果的でした。たとえば、職員向けの健康診断の案内と名簿作成の依頼は、以前はクリニックの担当者が各事業所に1か所ずつFAXで送付していました。約15拠点にそれぞれFAXを送る作業は大きな手間でした。現在は、あらかじめ設定したワークスペースにファイルをアップロードするだけで、関係者全員にメール通知が届く仕組みになっています。担当者の負担が大幅に軽減されました。
提出物の回収方法にも変化はありましたか?
伊藤さん:はい。健康診断の名簿のように各事業所から提出してもらう書類についても、専用のワークスペースを用意し、そこにファイルを入れてもらう運用にしています。担当者はそのワークスペースを確認すれば、全事業所の提出状況を把握できます。以前のようにFAXの到着を待って確認する必要がなくなりました。
外部の士業との書類やり取りも、Everidaysに集約していきたい
今後、Everidaysをどのように活用していきたいとお考えですか?
伊藤さん:現在は主に法人内部でのファイル管理と共有に活用していますが、今後は税理士や社会保険労務士といった外部の士業との書類のやり取りにも活用の幅を広げたいと考えています。ファイル送信機能を使えば、安全に書類を受け渡しできるとうかがいましたので、そうした運用を少しずつ進めていきたいです。
また、導入から半年ほどなので、まだEveridaysを十分に使いこなせていない職員もいます。全事業所の職員が「書類はEveridaysにある」と自然に認識できるようになれば、一元管理の効果はさらに高まると感じています。今後もさまざまな業務で活用を広げていきたいです。
貴重なご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
組織名: 医療法人 松浦医院 様
HP:https://www.matsuura-cosmos.or.jp/
課題:拠点ごとにNASが独立し書類が分散、メール・FAXに依存した情報共有、機密書類の閲覧制限
取材時期:2026年6月
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