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メール暗号化サーバからクラウド利用へ移行。JA組織のファイル共有をEveridaysで刷新した方法

case導入事例

2026.07.21

INTERVIEW

メール暗号化サーバからクラウド利用へ移行。JA組織のファイル共有をEveridaysで刷新した方法

写真

株式会社 富山県データ通信センタ 様

業種: 情報システム

規模: 約30名

課題: 新たなファイル共有手段の導入、JA間のファイル共有手段が不足

課題/目的

・メール暗号化サーバーの代替としてクラウドを介した送付の仕組みが必要だった
・JA組織間での安全なファイル共有手段の確保が必要だった
・大手取引先のクラウドストレージ移行に合わせた対応が求められていた

効果

・クラウドを介した送付の仕組みが実現した
・JA組織が自主的にEveridaysの導入を開始した
・メールの添付容量制限から解放された

富山県内のJA組織に対し、基幹システムの開発・運用保守を担う株式会社 富山県データ通信センタは、長年運用してきたメール暗号化の仕組みに課題を感じていました。
メール暗号化サーバーを利用した既存のファイル送信は保守の面で不安があり、大手取引先が次々とクラウドストレージへ移行する流れにも対応する必要があったといいます。

2025年10月にEveridaysを導入し、JA組織とのファイル共有基盤として活用を開始。月額契約で違約金がかからない料金体系が決め手となり、富山県データ通信センタを皮切りに、県内の複数のJA組織も各自Everidaysの導入を進めるという展開が生まれています。業務2部 部長の澤本さん、運用部 部長代理の萩野さん、考査役の稲澤さんにお話をうかがいました。

メール暗号化の"限界"を感じ、クラウドストレージの利用を検討

富山県データ通信センタ 様では、以前どのようにファイルのやり取りをされていましたか?

萩野さん:もともと当社では、JA組織のメールサーバーをオンプレミスで管理しており、メールセキュリティサーバーを介して添付ファイルを自動的に暗号化する仕組みを運用していました。送信時にファイルがZIP形式で暗号化され、パスワードは送信者本人にリマインダーとして届く流れです。それを改めて相手にパスワードを伝えるという運用をしていました。

その暗号化の仕組みにはどのような課題があったのでしょうか?

萩野さん:時代の流れとともにこの方式に限界が見えてきました。政府機関、公共団体、内閣府のメール暗号化廃止を受けて、自治体や大企業が追従しました。暗号化された添付ファイルの受け取りを遮断する団体もあります。

さらに、運用していたメールセキュリティサーバーには構造的な問題もありました。同じメールサーバー上にあるドメイン同士、つまりJA組織同士のやり取りでは暗号化が機能しないのです。JA組織はそれぞれ独立した法人ですので、組織間のファイルのやり取りにもセキュリティが求められます。その対応のために別のソフトウェアを使い、暗号化されるよう何とか運用を続けていたというのが実情です。

クラウドストレージへの切り替えは、どのようなきっかけで検討を始められましたか?

萩野さん:周囲の企業がクラウドストレージに切り替えていく流れの中で、当社としても暗号化メールに代わる手段を探す必要がありました。どこかのサービスには必ず切り替えることになるだろうと考えていたところ、ちょうどいろいろなサービスを調査し始めたタイミングでEveridaysのプレゼンテーションの機会がありました。まさに巡り合わせでした。

月額契約で、いつやめても違約金がかからない安心感

Everidaysのほかにはどのようなサービスを検討されましたか?

萩野さん:いくつかのサービスを比較検討しました。メジャーなクラウドストレージサービスは「周囲も使っているので、何かあっても仕方がないと言える」という安心感がある一方、ユーザー単位の課金で1名あたり月額1,500円ほどかかります。しかも年間契約が前提で、月額契約ができない仕組みでした。また、お付き合いのある通信事業者からもクラウドストレージの紹介を受けましたが、費用面やユーザー数の制約が課題でした。

最終的にEveridaysを選ばれた決め手を教えていただけますか?

萩野さん:決め手は大きく二つあります。一つは価格面です。容量ベースの料金体系のため、ユーザー数による従量課金がなく、コストが読みやすい点を評価しました。

もう一つ、それ以上に大きかったのが「月額契約ができ、いつやめても違約金がかからない」という点です。これはJA組織への提案において非常に重要でした。年間契約ですと、稟議を通す際に年間予算の確保が必要になります。しかし、「縛りがなく月単位で解約も可能」と知れば「試してみよう」という気持ちになります。この導入のハードルの低さは、実際にJA組織が導入を進めるうえで大きな後押しになりました。

「センタでEveridaysを導入します」の一言が、JAの背中を押した

JA組織へのEveridaysの展開は、どのように進んでいったのでしょうか?

萩野さん:まず当社自身がEveridaysを導入しました。そのうえで、メール暗号化送信の廃止に向けて1年ほど前からJA組織に告知を行い、代替手段の調査を各JA組織にお願いしていました。その際、「センタではEveridaysを導入します」ということもお伝えしています。

ただし、JA組織に対してEveridaysの利用を強制したわけではなく、各組織がそれぞれの判断でサービスを選んでいただく形を取りました。
その結果、県内の7割を超えるJA組織がEveridaysを選び、自主的にトライアルを開始するという動きが生まれました。富山県データ通信センタの導入実績を知ったうえで、JA側が自らの判断で追随してくださった形です。

JA組織からEveridaysの使い勝手について何か声は届いていますか?

萩野さん:少なくとも社内では「使いにくい」という声はまったく上がっていません。速度が遅い、接続しにくいといった不満も聞いていませんし、JA組織からもそのようなお声はいただいていません

契約の手続きについても、他のJA組織から「次はどうすればいいか?」という問い合わせが一度もないほどスムーズでした。先日、別のJA組織から進め方について尋ねられましたが、「インターネットからトライアルを申し込めば、あとはEveridaysからの案内に沿って進められますよ」とお伝えしただけで、問題なく進んでいます。契約の導線が非常にわかりやすいのだと感じます。

メールセキュリティサービスの廃止で、運用の不安から解放された

Everidaysを導入されたことで、具体的にどのような変化がありましたか?

萩野さん:最も大きな変化は、長年の懸念だったメールセキュリティサービスの廃止に踏み切れたことです。以前、導入していたメールセキュリティサービスを使った暗号化の仕組みは、近いうちに廃止する予定です。

これにより、メールサーバーの運用保守の負担も軽減されます。毎年のライセンス更新費用も不要になりますし、何よりも何かあってもサポートが受けられないという精神的な負担がなくなることが大きいです。

ファイルのやり取りそのものにも変化はございましたか?

稲澤さん:メールでは10MB程度のファイルサイズ制限がありましたので、大きなファイルのやり取りには苦労していました。Everidaysではファイルサイズの制限を気にする必要がなくなり、業務でのファイルのやり取りが格段に楽になりました。特にベンダーとの大容量データのやり取りが多い業務部門では、メリットを実感しています。

JA間の"横展開"を後押しする導入事例

今後、Everidaysをどのように活用していきたいとお考えですか?

澤本さん:APIの仕組みを使ったEveridaysの活用に興味を持っています。JAが毎日行う取引先とのデータの受け渡しや各JA組織とセンタのやり取りを自動化していけるのではないかと考えています。

萩野さん:現在はファイルの受け渡しを主な用途として活用していますが、ワークスペースを活用したJA組織ごとの共有環境の構築を進めています。各JA組織のメールアドレスとユーザーを紐付け、組織ごとにワークスペースを設けることで、富山県データ通信センタとJA間のファイル共有をより体系的に運用できる仕組みを整えているところです。

貴重なご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

組織名:株式会社 富山県データ通信センタ 様
HP:https://www.cnt-ty-ja.co.jp/
課題:新たなファイル共有手段の導入、JA間のファイル共有手段が不足
取材時期:2026年5月


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