
2026.07.09
INTERVIEW
「紙の回覧板では届かない」製造業600名以上の従業員への情報共有をクラウドストレージで解決!

えびの電子工業株式会社 様
業種: 電子部品・自動車部品の製造
規模: 約610名
課題: 600名以上の従業員へのスムーズな情報共有、メールアドレスやPCを持たない従業員でもアクセスできる仕組み作り、情報の一元管理
課題/目的
・6工場に分散する600名以上の従業員に重要情報をタイムリーに届けたい
・メールアドレスやPCを持たない現場従業員もアクセスできる仕組みが必要
・コロナ禍で自宅からも社内規定や対策情報を確認できる環境を求めていた
効果
・全従業員がスマホで就業規則や社内情報をいつでも閲覧可能に
・コロナ禍で6工場の健康状態を一元管理し、クラスターゼロを達成
・紙の回覧・印刷の手間を削減し、情報の最新版を全社で即時共有
宮崎県えびの市に本社を構え、大手メーカーの電子部品・自動車部品の製造を手がけるえびの電子工業株式会社。6つの工場に600名以上の従業員を擁し、従業員の3分の2が女性という同社では、社内規定や業務情報を全員に届けることに課題を感じていました。紙の回覧板では6工場すべてに行き渡るまでに時間がかかるため、閲覧に時間が割けず、情報が行き渡らないことがあったといいます。
2022年11月にEveridaysを導入し、全従業員にユーザーIDを発行してスマホからの情報閲覧環境を構築。約4年半が経った現在、就業規則や社内アンケート結果の公開から、コロナ禍における全社的な健康管理まで、工場を横断した情報共有基盤として活用しています。代表取締役の津曲慎哉さんにお話をうかがいました。
紙の回覧板では「見たはず」が通用しなかった
えびの電子工業様の事業内容について教えていただけますか?
津曲さん:大手製造メーカーの電子部品や自動車部品の製造を行っています。工場が6つあり、従業員の3分の2が女性です。引っ越しを伴う転勤をなくし、近くの工場同士で人員調整するなど工夫を重ねています。働きやすさを意識し、効率的な運営を心掛けています。
事業の柱は2つあり、1つが部品の製造、もう1つがお客様向けのカスタム自動生産マシンやソフトウェアの開発です。
Everidaysを導入される以前は、どのように社内の情報共有をされていましたか?
津曲さん:基本的には紙の掲示物や回覧で対応していました。社員がスマホなどで社内情報を閲覧できる仕組みはなく、「紙で印刷したものを持って帰りなさい」という運用でした。
ただ、紙で回覧しても内容を確認せずに判を押して回してしまう人もおり、あとから「知らなかった」と言われることが起きていました。
コロナ禍で「スマホで見たい」の声が一気に高まった
Everidaysの導入を検討されたきっかけを教えていただけますか?
津曲さん:きっかけはコロナです。当時、社内のコロナ対策ルールを細かく作成し、紙の回覧板で共有しており、改訂を重ねて最終的に26版まで更新、社内向けに常に最新の情報を発信していました。
しかし、ある従業員が「明日でいいだろう」と掲示物をよく読まないままでいたところ、その後発症して翌日から出社できなくなり、友人経由でコロナ対策ルールをメールで送ってもらう、といった事態が実際に起きていました。
社員から「自宅にいてもスマホで確認できるようにしてほしい」という声が強まり、クラウドストレージの導入を本格的に検討し始めました。
Everidaysを見つけてくださったのは、どのような経緯だったのでしょうか?
津曲さん:インターネットで徹底的に探しました。個人的に他社のクラウドストレージをいくつか使ったことはありましたが、法人として全社員を管理するとなると2つの壁がありました。
1つ目は価格です。600名規模でユーザー単位の課金になると、費用が跳ね上がってしまいます。当社の場合、必要な容量は200ギガバイトで十分でしたが、大容量プランしか選べないサービスがほとんどでした。「そこまでの容量はいらないのに」と感じていました。
2つ目は、全社員にメールアドレスとパソコンを配布できていないという現実です。製造現場の業態上、全員がPCを持つ必要はありません。スマホもおよそ8割の社員は持っていましたが、全員ではありませんでした。
そうした中で、Everidaysを見つけて相談を持ちかけました。
メールアドレスがなくても使える仕組みを待って導入を決めた
Everidaysを最終的に選ばれた決め手をお聞かせいただけますか?
津曲さん:当時、Everidaysにはまだメールアドレスを使わずにユーザーIDだけでアカウントを作れる機能がありませんでした。しかし、保育園など他の利用者からも同様の要望が出ていると聞き、その機能が実装されたら試してみたいとお伝えしました。数か月後に「機能が追加されました」と連絡をいただき、導入を決めました。
あとはシンプルで操作が難しくなかったことも大きいですね。600名以上の従業員が使うものなので、複雑な操作ではなかなか定着しません。
アクセス権限管理の面で評価されている点はありますか?
津曲さん:削除権限を限定できる点は非常に助かっています。大勢のユーザーがファイルを扱うと、誤操作でデータを消してしまうことがどうしても起こりえます。「一定の権限を持つ人しか消せない」という仕組みが、ミスの防止に役立っていると感じています。
入社当日にIDを渡し、その日からスマホで閲覧可能に
導入後、社内への展開はどのように進められましたか?
津曲さん:全社員にIDを発行し、入社したその日に利用案内と一緒に渡す形にしています。ノートパソコンやメールアドレスが付与されている社員はメールアドレスでもログインできますが、現場の従業員はIDでスマホからアクセスしています。
正直なところ、頻繁にアクセスする社員は多くありません。ただ、就業規則の退職金規定など、自分の関心がある情報を確認したいときにすぐ見られる環境が整っていることが重要だと考えています。
6工場の情報を「ここを見ればわかる」状態に
現在、Everidaysをどのように活用されていますか?
津曲さん:大きく分けて2つの使い方をしています。
1つは全社員向けの情報共有です。就業規則や技能手当の規定、社内アンケートの結果、改善提案で表彰された事例など、全社員が見られるワークスペースに格納しています。
もう1つは、管理職や特定の部門だけがアクセスできるワークスペースです。人員管理や資産管理の情報、研修動画などを保管しています。
また、工場ごとのワークスペースも用意しており、活用度合いは工場によって異なりますが、使う工場は非常に積極的に活用しています。
コロナ禍では具体的にどのようにEveridaysを活用されましたか?
津曲さん:コロナ禍では、取引先から毎朝の感染状況報告を求められていました。6工場から毎日電話で報告を集めるのは現実的ではないため、Everidaysのワークスペースに報告用のExcelファイルを作成し、各工場が決まった時刻までにそのファイルを更新する運用にしました。ファイルを開くだけで全工場の状況を把握でき、そのまま取引先に報告できる体制を構築しました。
あわせて、感染者の対応状況や復帰条件なども記録し、各工場長が他の工場の対応事例を参考にできるようにしていました。結果として、全社でクラスターは一度も起きていません。6工場の状況をリアルタイムで共有し、対応を標準化できたことが大きかったと考えています。
社内アンケートの結果公開にもEveridaysを活用されているとうかがいました。その背景を教えていただけますか?
津曲さん:年に1回、全社員アンケートを実施しているのですが、「会社は都合の悪い結果は隠すだろう」と考える社員もいるかもしれません。そこで、プライバシーに配慮したうえでアンケート結果をまとめた資料をEveridaysに格納し、全面的に公開しています。
紙で全工場に配布すると印刷の手間もかかりますし、600名を超える人数の回覧では、自分が必要な部分だけを確認することも難しくなります。
Everidaysに格納しておけば、各自が見たいときに見たい箇所を確認できます。全社員が見られる場所に情報があるという事実そのものが、組織の透明性を担保しています。
印刷して6工場に配る手間がなくなり、常に最新版を届けられる
導入後、具体的にどのような効果を感じていらっしゃいますか?
津曲さん:まず、紙の印刷・配布の負担が大幅に減りました。たとえば改善提案の表彰事例を共有する場合、以前は全工場分を印刷して配布する必要がありましたが、今はPDFでEveridaysに格納するだけで済みます。
また、情報の「最新版管理」が楽になりました。コロナ対策の文書は26回も改訂しましたが、紙の回覧だと「自分が見たのが最新版かどうかわからない」という問題が常にありました。Everidaysであれば、常に最新のファイルが格納されているので、そのような混乱は起きません。
何より、「あそこを見ればいいよ」と社員同士が教え合う文化が生まれたことは大きな変化ですね。自分が見て理解した情報を、まだ見ていない人に「Everidaysに入っているから確認して」と伝えてくれる。情報共有の起点が会社からの一方通行ではなく、社員間で自然に広がるようになりました。
Everidaysの進化とともに、活用の幅を広げていきたい
今後、Everidaysをどのように活用していきたいとお考えですか?
津曲さん:正直なところ、まだ活用しきれていない部分はあると感じています。たとえば、ファイル転送機能は今回のインタビューで初めて詳しく知りました。取引先へのデータ送付にはこれまで外部サービスを使っていたので、Everidaysの標準機能として使えるのであれば、セキュリティの面でも切り替えを検討したいと考えています。
Everidaysは毎年大きなアップデートを重ねていると聞いていますので、サービスの進化とともに、当社の活用の幅も広げていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
組織名:えびの電子工業株式会社様
HP:https://www.ebinodensi.co.jp/
課題:600名以上の従業員へのスムーズな情報共有、メールアドレスやPCを持たない従業員でもアクセスできる仕組み作り、情報の一元管理
取材時期:2026年4月
\
クラウドストレージを導入して
業務効率化を進めた事例はこちら
/
導入事例集ダウンロード(無料)
一覧へ戻る

他の事例はこちらから
社内共有も社外送信も、一つで解決。協力会社との制作データ管理を変えたクラウドストレージ活用術
兼松ウェルネス株式会社 様
業種: 情報サービス業(医療・健康プロモーション)/健康食品の製造・販売業
規模: 約50名
課題: テレワーク時のファイル共有、クラウドストレージの高コスト、社外とのファイル送受信
「どのツールで送ればいい?」の混乱を解消。グローバル企業が求めた安全性の高いファイル転送統一
ピンゴルフジャパン株式会社 様
業種: ゴルフ用品の製造・販売
規模: 約550名
課題: ファイル送信ツールの社内統一、セキュリティ面の不安
SmartHR連携で全従業員がアクセス可能に。情報の分散を解消したクラウドストレージ活用事例【Everidays for SmartHR】
アクティア株式会社 様
業種: 家事支援事業
規模: 約150名
課題: 社内ポータルがなく、パート・アルバイトへの情報共有手段が限られていた




